ヒットのヒント~リスクの低い多角化とは?

【問題】

激動する世の中、既存事業だけでなく新規事業をはじめとする多角化は

企業にとって重要な検討課題です。

しかし、できればリスクの低い方法で多角化を行いたいですね。

では、次の中から比較的リスクが低いと思われる多角化は

どれでしょうか。

低いと思う多角化を「全て」お答えください。

 

1.既存顧客に新製品を販売する

2.既存製品を新しい市場に販売する

3.既存顧客に新規事業を提供する

4.新製品を新しい市場に販売する

 

今月も、1分間だけ考えてみてください。

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【回答】

「1・2」がおすすめでしょう。

(「3」はやや高く、「4」はかなり高い)

既存の経営資源のシナジー(相乗効果)が活かせる多角化が、

安く、早く、成功率を高められます。

具体的には、既存顧客、または既存製品のどちらかを軸足に多角化を考えます。

その点、「1」の既存顧客、「2」の既存製品を軸足に新規開拓をすることが

多角化の基本といえます。

「3」も悪くはないのですが、リスクという点では

「新規事業」は「新製品」より高くなります。

 

多角化分析には「PMマトリックス」という方法があります。

「P→Product:製品」「M→Market:市場」をそれぞれ

「既存」と「新規」に分けてマトリックス表にするのです。

では、具体的にどうすればよいのか?

各々の状況下では何を目指すべきか、を考えてみましょう。

 

◎既存製品×既存市場

→「現行事業の市場浸透」を目指す。

→既存事業を死守することは、企業存続の大前提です。

 

◎既存製品×新規市場

→「新規顧客開拓、新市場開拓」を目指す。

→今ある製品を新しい市場に投入することで、大きく売上を拡大するチャンスが生まれます。

→店頭販売に加えて通信販売を始めたり、国内販売を海外に拡大したりするのも新市場開拓です。

 

◎新規製品×既存市場

→「新製品開発、新規事業開発」を目指す。

→既存の販売チャネルを活用しつつ新製品を継続的に開発し、成長戦略を可能にします。

 

◎新規製品×新規市場

→「事業の多角化」を目指す、ことではありますが・・・。

→製品も市場も全く新規の事業での多角化は、リスクがかなり大きくなります。

→よほどの勝算がない限り、実績のない状況での安易な多角化は、避けるべきです。

 

実際は、既存の製品か市場のどちらかを少しでも活かして新規開拓を狙うことになるでしょう。

既存の経営資源を活かすことは、成功率アップ、時間短縮、コスト削減を可能にします。

皆様も、自社の状況にあてはめて

各々の状態の時に、自分たちに何ができるか、を考えてみてください。

(2016.11.21)

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