ヒットのヒント~おすすめの新規事業方針は?

【問題】

自社の限りある経営資源を最大限有効に使うというのは、大変重要なことです。

さらに、それが社内外に「シナジー(相乗)効果」をもたらせることが可能であれば

成果が何倍にもなって戻ってくる、ということも見込めます。

ただ、それは具体的にどうすればよいのか?

次に4つの方針を掲げますので、このうち、

「経営資源のシナジー効果を活かす」という観点から見て

よいと思われるものを、「全て」お答えください。

(要するに、今回の答えは1つとは限らない、ということですね)

 

1.今の技術や生産設備を活かせる新商品を開発する

2.今の取引先に販売できる新商品を開発する

3.人気の既存製品を海外市場に販売する

4.既存分野外の事業に進出する

 

今月も1分間だけ、考えてみてください。

 

 

 

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【回答】

正解は「1・2・3」です。

「4」の、「既存業界以外に進出する」のも、決して悪くはないのですが、

経営資源のシナジーを活かせないので、この点ではやはり不利です。

まずは、「本業で勝負」することを第一に考えよう、というところでしょう。

では、「経営資源のシナジー」とは、具体的にどういった事柄を指すのか?

もう少し、詳しく見てみましょう。

 

自社の得意領域である本業のことを、戦略用語では「ドメイン(事業領域)」をいいます。

新規事業はまず、ドメインの中で考えるべきで、ドメイン以外で安易に新規事業を推進するのは

ご説明したとおり、やはり得策とはいえません。

ドメイン内で事業を広げることで、「技術」「チャネル」「設備」「情報」「人」に関連したシナジーを

享受することができます。

《技術》

→自社にある既存技術を応用しレベルアップできれば、技術開発や開発コスト短縮が可能。

→また、取得した技術が特許になれば、他社の参入を防ぐことができる。

《チャネル》

→従来ある販売チャネルを活用することで、チャネル開拓にかかるコストが節約できる。

→販売チャネルに新製品や新規事業を投入することで、チャネル自体のパイプが太くなる。

《設備》

→設備投資額を抑えられる。

→設備の稼働率を上げられる。

《情報》

→各種データベース構築の手間とコストを抑えられる。

→既存の顧客データベースや情報インフラの活用・充実が可能

《人》

→人的コストの投資額を抑えられる。

→ノウハウを持った社員を人事交流させることで、さらにシナジーが高まることが期待できる。

 

皆様も、上記に沿って自社の経営資源を改めて見つめ直してはいかがでしょうか。

きっと、新しい発見があると思います。

 

(2016.10.24)

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