ヒットのヒント・番外編~映画の台本が間に合わない!あなたならどうする?

遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。

新春第一弾のクイズは、少し趣向を変えてお送りします。

正直、今回はビジネスに直結しないかもしれません。

(そのため、一応「番外編」としました)

しかし、あなたがピンチになったとき、きっとお役に立つ

「何か」のヒントにつながるお話だと思います。

 

【問題】

あなたは、新人の女優です(と、思ってくださいね)。

ここでのあなたは、ある映画の主役に抜擢されました。

ぜひ、このチャンスを大いに活用したい、と思っています。

しかし、相手役のベテランの超大物俳優が、なかなかの難物。

演出の方針が合わないと怒鳴り散らし、

監督やほかのスタッフとのイザコザが絶えません。

 

ある日、監督が青ざめた顔であなたに言いました。「弱ったよ・・・」

「これから撮影なのに、まだ台本が数ページしかできていないんだ!」

こんなことで撮影が遅れると、あの大物俳優が何を言い出すか・・・

あなたは、自分の力でこのピンチをなんとか切り抜けようと考えました。

 

さあ、あなたならどうしますか?

今月も、1分間だけ考えてみてください。

(ヒント:なんといっても新人なので、条件は「一人でできること」です。

他の人を指図したり、協力してもらったりはしていません)

 

 

movieイメージ

 

 

【解答】

答えは「NGを連発して撮影を遅らせた」です。

 

これはなんと、実話です。

それも、あの名女優オードリー・ヘップバーンが

「麗しのサブリナ」に出演した時のエピソードだそうです。

(映画評論家の有村昆氏が、TV番組で紹介されていました)

 

「超大物俳優」とは、名優「ボギー」ことハンフリー・ボガード。

「監督」とは、名匠ビリー・ワイルダーです。

 

ボギーは、完全にダマされていたようです。

映画の記者会見のとき、オードリーについての評価を質問されたとき、

「NGを連発する。(オードリーの)今後が心配だ」と言ったそうですが、

有村氏は逆に、ボギーにも見抜けなかったオードリーの演技力は、

実は「大したものだと思う」と、コメントされています。

 

筆者も、オードリーの度胸に感心しました。

考えてみてください。やむを得ない状況とはいえ、

俳優にとっては「致命的」となりかねない、NGの連発をやったのです!

前作「ローマの休日」では、アカデミー主演女優賞を受賞していましたから

彼女自身、決心するまでは葛藤もあったのではないでしょうか。

 

さらに、いったい「台本ができるまでの時間を稼ぐ」というこの「作戦」を

ボギー以外のスタッフは、どこまで知っていたのでしょうか。

ワイルダー監督は知っていたかもしれませんが、

万が一にもボギーに知られては台無しだし、時間もないので

事情を知らないスタッフも大勢いたと思います。

それらのリスクを乗り越えて、見事に「作戦」をやってのけた

彼女の常識にとらわれない発想力、そして度胸の良さは、

大いに学ぶべきところが多い、と思いました。

皆さんは、いかが思われましたか?

 

新年第1回目は、以上です。

本年も、いろいろな趣向を考えて、皆様にお届けしたいと思います。

よろしくお付き合いの程、お願い申し上げます。

(2016.1.12)

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