2015年版カレンダー「UK-101:外国風景」の豆知識

UK0101 外国風景

こちらでは、カレンダーや、カレンダーに使わせていただいた写真の中にあるヒト、モノなどにまつわるエピソード、豆知識、ウンチク、ウラ話などをご紹介していきます。

第1回目は、「UK101 外国風景」のロケ地、オーストリアの「ハルシュタット」について解説いたします。

カレンダーご鑑賞・ご検討の参考になれば幸いです。

拙い文章ですが、よろしければ、お知り合いやお取引先様にもご紹介ください。

 

◎「ハルシュタット」とは

・オーストリアといえば首都ウィーンや、モーツァルトの出身地でもあるザルツブルグが有名ですが、ここハルシュタットも忘れることができません。景勝地・ザルツカンマーグート地方の奥にそびえるダッハシュタイン山の麓に位置し、「世界で最も美しい湖畔」と称され、1997年にはユネスコ・世界遺産に指定された名所です。

 

◎地名の由来~帝国を支えた「塩」

・「ハルシュタット(Hallsttat)」の「Hall」はケルト語で「塩」、「Sttat」はドイツ語で「場所」という意味で、ここはもともと古代ローマから続く岩塩の町で、塩の交易で先史時代より栄えました。 今も、郊外に世界最古(2500年以上)の岩塩坑があります。ここから遺跡が見つかり、「ハルシュタット文化」の由来となりました。ちなみに、現在も操業中だそうですが、坑内も見学できるし、出土品の博物館もあるそうです。

・中世には、岩塩は「白い黄金」と呼ばれ、オーストリア皇帝を輩出したハプスブルグ家は、ここ一帯を直轄地として手厚く保護しました。 ハルシュタットのあるザルツカンマーグート地方で最大の町「バート・イシュル」は温泉保養地として栄え、皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の別荘だった「カイザー・ヴィラ」があります。

 

◎アクセス

・首都ウィーンからは鉄道で約4時間弱、ザルツブルグからは同じく鉄道で約2時間くらいの距離です。

 

◎カレンダーの写真について

UK0101 外国風景

・鉄道の駅は、湖をはさんで町の反対側にあるので、この写真の船着場と、船で行き来するのが一般的です。 改めてカレンダーの写真をご覧下さい。湖畔に浮かぶ大小の船は、住民や観光客の重要な交通手段でもあるのです。

・画面中央左に尖塔のある教会が見えていますが、これはプロテスタントの教会。さらに画面右側の大きな建物も、よく見ると十字架がてっぺんにあり、こちらはカトリックの教会だそうです(ちなみに、左端の黄色い建物はホテルです)。 オーストリアは、国全体ではカトリック信者が約80%と圧倒的に多いのですが、ここハルシュタットだけは、プロテスタント信者が住民の約半数を占め、カトリックと共存しています。これは、この地域独特のものだそうです。

 

◎「サウンド・オブ・ミュージック」

・また、ハルシュタットがあるザルツカンマーグト一帯は、ザルツブルグと並び映画「サウンド・オブ・ミュージック」のロケ地としても有名です(映画はご存知なくても、劇中歌「ドレミの歌」をご存知ない方はいないでしょう)。 「ドレミの歌」のシーンでは、主人公のマリアやトラップ家の子供達が、それこそ、そこらじゅうのいろいろな場所で歌います。 1965年公開の古い映画ですが、いまだにロケ地をめぐるツアーもあるほどです。

 

◎「サウンド・オブ・ミュージック(余談)」

・真面目な話が続いたので、最後にちょっと、息抜きを。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」は、紛れもない名作ですが、ラストに、最大のツッコミシーンがあるとか。

(警告:未見の方、ネタバレです。結末を知りたくない方はご覧にならないで下さい!)

主人公たちは山越えでスイスを越え、自由の国アメリカに渡ることになります。 ロケ地はザルツブルグのウンタースベルク山(1853m)あたりらしいのですが、分かる人には分かる「ちょっとした問題」が、2つほどありました。

→この山を越えてもまだドイツのベルテヒスガーデンで、そこにはヒトラーの別荘がありました(爆)

→ここからだと、スイスまでまだ相当の距離(数百キロ)があります(先程のロケ地ツアーなどでもツッコミポイントになってるそうで、ガイドさんが「皆さん、地図を見て!」と叫んで、そのあまりの国境の遠さに笑いをとれる、オイシイところだそうです)。

(2014.4.14)

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