ぜひご一覧下さい!都うちわのご紹介~丸型(杉柄・竹柄)

持ち手が差込式になっている「都うちわ」

優美なシルエットでご好評を頂いております。

今回は、都うちわのロングセラー「丸型(杉柄・竹柄)」を

カタログページのご披露とともに、各々の商品の特徴や

その魅力を解説していきたいと思います。

ご参考になれば幸いです。

本年のうちわカタログをお持ちの方は、2ページをご覧下さい

カタログをお持ちでない方は、(多少読みにくいかもしれませんが)

下のカタログ画像をご覧になりながらお読みください。

 

なお、カタログ画像は2014年ブログ掲載当時のものです。

今後、一部のうちわは、仕様や価格の変更、

又は廃番になる可能性もありますのでご了承ください。

 

 

 

丸型は、うちわ面の中に通っている竹の「骨(ほね)」が約70本あります。

柄(え:持ち手の部分)が差し込み式になっており、杉柄と竹柄があります。

 

まずは、「丸型杉柄」からご紹介します

カタログ丸型杉柄

杉柄はカタログの価格を見ていただいてもお分かりいただけるように、「やや高級品」です。

当社の既製品でも、「彫(ほり)」と呼ばれる「切り絵細工」の凝ったうちわ面の点数が多いです。

杉材は竹よりも高級感がありながらも、乾燥させると大変軽く、加工もしやすい木材です。

なおかつ、他の針葉樹に比べ成長が早いので、量産にもある程度対応できます。

ただ、芯まで乾燥しにくく、乾燥による割れやねじれ・反りが起こりやすいので、

その点は注意が必要です。

 

「彫」は「紙を切る」作業自体も、もちろんむずかしいのですが、

完成した「彫」の「地紙(じがみ:うちわ用の紙)」を うちわに貼りこんでいく作業も

細かい部分がゆがんだり、切れたりしないように細心の神経を使う、

難易度の高い作業になっています。

 

 

続いて、「丸型竹柄」もご紹介します。

カタログ丸型竹柄

丸型の竹柄は通称「ハイカラ」と呼んでいる、長さが14cm強ほどの白竹の柄を使っています。

竹も生育が早く、生育範囲も広域に渡っているので、安価に手に入れられるので

他の伝統産業品同様、部材として重宝されています。

ただ、竹は下準備として「あく抜き」をしっかりすることが必要です。

その他、虫がつかないようにしたり、杉材同様、乾燥しすぎて割れないよう

注意して管理しています。

 

あ、「ハイカラ」という言葉もほとんど死語になったので、少しご説明しておきますね。

明治時代からある言葉で、「西洋風」「おしゃれ」「センスがいい」という意味で使われていました。

語源は英語の「high collar(ハイカラー):丈の高い襟(えり)」で 「ハイカラー」な服から転じて、

着ている人のこと自体をも形容する言葉になりました。

 

では、なぜこの柄が「ハイカラ」なのかと言いますと・・・

この「ハイカラ」とほとんど同じ形で、これより少し短い「5号」という竹柄が別にありまして、

その5号柄より「竹(→丈?)が長い(→高い)」から、「ハイカラ」と言ったのだそうです。

職人たちの「洒落っ気」が伝わってくる、ちょっと面白いお話だと思います。

 

先ほども述べたように、竹柄は杉柄より、さらに普及品向けの用途で使われます。

そのため、当社のラインアップでも、どんな人にも親しみやすい「和」のイメージの定番

すなわち「浮世絵」や「花」などの「印刷した地紙」を使っています。

印刷地紙を使った丸型竹柄うちわは、「和」の高級感を保ちつつ

限られた納期の中で大ロットの生産にも対応が可能で、なおかつ杉柄より低価格のため

既製・別製品とも、たいへんご好評をいただいております。

 

なお、以前は丸型竹柄の骨は約60本と、杉柄(約70本)より少なかったのですが

当社では現在、どちらも70本骨にしています。

基本的には、骨数が多いほどうちわの「しなり」がしなやかになりますよ。

今年の夏も、ぜひ都うちわをご愛用くださいませ。

(2014.6.13)

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