ヒットのヒント~マクドナルドの「フィレオフィッシュ」誕生秘話

マクドナルドの人気定番メニュー「フィレオフィッシュ」の

誕生のいきさつをご存知ですか?

実はこれ、「金曜日には肉を食べない」というカトリック教徒向けに、

1963年に発売が開始されたものだったのです。

 

「フィレオフィッシュ」誕生にまつわるエピソードをひとつ、ご紹介しましょう。

シンシナティ(オハイオ州の都市:カトリック教徒が多い)で毎週金曜日に売上が落ちる、

という現象の調査のため、部下に誘われた創業者レイ・クロックは、

コロンバス(同じくオハイオ州の都市)のフィッシュ・アンド・チップスの店にやってきました。

しかし、クロックは店に入ろうともせず、部下が買ってきたテイクアウトにも

手をつけなかった、というのです。

 

なぜだか、わかりますか?

 

ちょっと、むずかしいかもしれません。

ですが、あなたなりにクロックの「思い」を、

おいしそうなハンバーガーの写真を見ながら

(マクドナルドのではないですが(^_^;)

「1分間だけ」考えてみてください。

 

 

 

ハンバーガー

 

 

 

 

答えは

 

「ライバル店の研究よりも、まず自分の店の弱点を改善することを優先する」

という態度を部下に見せたかったため、です。

自分の店の内容の反省をせず、

ただ競合店に勝ちたいという姿勢だけでものを見ていてはダメだ、

と言うのです。

なぜなら、そういう姿勢を続けていると、競合店を貶(おとし)めることが目的になり

悪口を言ったり、スパイを送り込むと言った、不正な考えに走る者がでるからです。

 

クロック自身が(調査にもかかわらず)商品を食べなかったのは、

他店の「味」そのものをコピーしたくなる誘惑を、自らに禁じたからかもしれません。

 

彼は著作の中で、こう言っています。

・「我々が進歩するには個人でもチームでもパイオニア精神で前進するしかない。」

・「リスクのないところに成功も幸福もない

 

そして、こうも言っています。

・「我々のアイデンティティを保つためにできることと、絶対にできないことがある」

 

彼は1984年に、81歳で亡くなりましたが

もし、彼が今も生きていたならば、現在のマクドナルドをどう導いていったでしょうか。

 

(2015.03.16)

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